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- 植替えシーズン到来、アガベを植替えよう!
日中の温度も安定してきて、春が近づいているのを感じます。
春といえば植替えのシーズン。休眠明けで株が動き出す前のこの時期が、根のダメージを最小限に育成の勢いを止めずに作業ができるベストタイミングです‼
今回は人気品種のアガベの植替えについての記事です。
- この記事でわかること
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アガベの基本情報私の植替え方法子株(カキ子)の採取方法
アガベってどんな植物?
正式な名称(学名)は「agave(アガベ)」です。
日本での名前、いわゆる「和名」は「竜舌蘭(リュウゼツラン)」
アガベというのは大きいカテゴリーで、アガベ 〇〇という風に続きます。
代表的なもので言うと、「アガベ チタノタ」「アガベ ユタエンシス」等があります。
チタノタは交配種や選別種、海外での呼び名など、結構カオスなことになっているので、これとこれ一緒では??みたいなことが
よくあります。
アガベ自体は約300種類以上あるといわれており、そこに上記のような呼び名が加わるので、、、かなり無秩序な感じになっています。
興味のある方は調べてみてください。私はもう諦めました。。
↓画像はメジャーな品種、アガベ チタノタ バナナピールという品種です。すでに呪文ですね。
テキーラの原料??
アメリカ南部、メキシコなど中央アメリカ、南アメリカ大陸などに分布し、乾燥した場所に自生しています。
現地では、メキシコを代表とするテキーラの原料だったり、アガベシロップという超健康食品になったりと実は身近?な植物でもあります。
育成時期
基本的には春~秋となりますが、枯れるということはなく一年中その姿を楽しむことができます。
気温が下がってくる時期は品種によっては枯れるリスクがあるので、寒さに充てないのが無難です。
育成時期は品種によって結構違いがあるので、育てたい種類に焦点を絞り詳細を調べる事をお勧めします。
原産地の情報を参考にしてみるのもよいと思います。
植替えの考え方
植替え周期は半年~2年です。
根が詰まってくると、「株が水をうまく吸収できず根腐れを起こす」「成長が鈍化する」などが発生します。
私のタイミングとしては「用土から根っこが飛び出してきている」「成長期なのにあまり成長しない」「植木鉢の側面を押してみたときにカッチカチ」「カッコいい陶器鉢に移し替えたい」と思ったら植替えを行います。(見た目もかなり大事です)
上記した成長期の前と、休眠前が植替えのベストタイミングですが、それ以外の時期にどうしても植替える場合や抜いてみたけどあまり根が張っていない株は、根を崩さず一回り大きな鉢にそっと移し替えるようにしましょう。
※植替えそのものが、植物にとっては大きなストレスとなります。できる限り適切な時期で行うことを強くお勧めします!
※根が張っていない場合は、用土や潅水、育成環境を見直す必要がありそうです。
↑これは1年放置した株、ここまでになるとやりすぎです。目をそらさずに植替えましょう。
実際の植替え
私の実際の植替え方法を紹介していきます。
※アガベは棘(ノギ)が鋭い種類が多く、植替え時は手袋をするなど怪我には十分注意しましょう。
まずは鉢から株を抜きます。
鉢の側面を軽く叩き、振動で根をはがしていきます。
柔らかい鉢なら揉んだりするとスポッと抜けたりもします。
根が詰まりすぎると、鉢の形状によっては破壊せざるを得なくなるので、注意!
抜けたら、生育の良い株は用土と根が塊になっているので、根をほぐしていきます。
かたまりをやや強めにもむように押していくと土と根がほぐれていきます、用土が大体落ちるまで繰り返します。
ある程度ほぐれたら、健康な根(白色)役目を終えた根(黒~茶色)があるので、役目を終えた根を手でちぎるか、消毒した選定ハサミ※でカットしていきます。
※傷口から菌が繁殖するリスクがあるので必ず消毒をしてください。
↑私はここまでほぐしてしまいます。その後問題なく成長してくれています。
この時、枯れてしまっている下葉も除去します。
これを行うことで、見栄えはもちろん菌の繁殖を抑えることができます。
その後、新しい鉢に植え付けます。
植え替えることにより株にストレスがかかり一時的に弱ってしまう場合があるので、一週間くらい半日蔭に置き養生します。
傷口を乾かす為、水やりは1週間後から徐々に開始します。
植替えは子株(カキ子)収穫のチャンス!
鉢から株を外してみると、根元に子株(カキ子)を吹いていることがあります。
子株はある程度つけっぱなしだと栄養を奪い合うので、下記の画像位の大きさなら収穫してしまいましょう!
ですが、あまりに小さすぎる株は自立できないので、そのまま残しておきましょう。
※ポロっといきやすいのでご注意ください。
↑500円玉サイズくらいだと安心です。これは発根もしているのですぐ成長を始めます。
収穫した子株は、用土に植え込み根がしっかりするまでは気持ち水やり多めで育成していきます。
親株の特徴を遺伝している場合が多いので、ちょっとしたバックアップになったりします。
※完璧に同じ場所、特徴が出たりするので育てていて面白いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アガベは成長期にうまく乗せることができれば、ぐんぐん成長していきすぐに根詰まりします。
適正な時期を守って、株が元気に育つようサポートしていきたいですね。
ぜひお手元の株もチェックしてみてください!
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